僕はどうしても我慢できないものがある。
それは暑さだ。
クーラーのない家庭で育ったせいで子供の頃真夏日には布団がびっちょりになるほど寝苦しかったことがトラウマになっている。
砂漠なんて1万円もらえるとしても行きたいとは思わない。10万なら…ちょっぴり考えるけど。
しかし暑くても行きたいなあと思わせる場所、それがアメリカはアリゾナ州にあるアンテロープ・キャニオンだ。
噂には聞いていたがとにかく美しい。
このVR動画ではアメリカ南西部で最も写真撮影されるアンテロープ渓谷を楽しむVR動画です。
\2020年10月以降、YouTubeの仕様変更によりiPhoneでの2眼VR機能の対応は終了しています/
YouTubeでみるまるで映画。日光が放射する幻想的なアンテロープの世界をVR鑑賞!
これはBBC Earth Unpluggedが2016年に制作したアリゾナ砂漠とアンテロープのVR動画だ。
まずはアリゾナ砂漠の風景。
みるだけで汗が噴き出してくる炎天下の下、日本ではまず見られない赤い砂漠を360度見回してみよう。
ぐぬぬ、喉が渇いてくるじゃないか。
過酷な大地を味わったら一転して穏やかなアンテロープの中へ侵入。
ここからの景色が素晴らしい!
上から差し込む陽光が放射して、SF映画に出てきそうな幻想的で独特の雰囲気を醸し出している。
フォトジェニックな光景に見入ってしまうんですわ!
アンテロープに個人で勝手に訪れることができないその理由とは!?
アンテロープ・キャニオンはもともとロッキー山脈が隆起してできた自然の建造物。
山が隆起すると当然雨や河川は下へ流れるよね。
すると水は砂岩を長い年月かけて削りとり、この美しい造形を自然の力で生み出すのだ。
VRで360度見渡すことができるが、よそでは見られない光景に動画を何周もしてしまうだろう。
こんな素晴らしい場所なのに、個人で観光に訪れることはかなわない。
なにしろ鉄砲水の危険と隣り合わせのこの大地は、ナバホに認可されたツアー関係者以外立ち入ることを許されないのだ。
フォトジェニックな光景にうっとり。自宅でアンテロープを楽しもう!
自然の過酷さと自然の神秘を楽しめることができるVR動画。
アリゾナ周辺はとにかく暑い。
なにせ屋外で玉子焼きが作れてしまうほど暑い、暑いのが苦手な僕にとっては地獄みたいな場所である。
しかし家の中からアンテロープを楽しめるなら、気温関係なく楽しめる。
人の侵入を阻む場所でも写真家たちを惹きつけている理由は動画をみればお分かりのとおり。
鉄砲水も許可証もいらないVR動画だけのアンテロープの世界、しばし浸ってみてはいかがだろうか。