ウィンタースポーツといえばスキーやスケートを思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回ご紹介するのは時速140㎞にも達する驚異のスピードスポーツ「スケルトン」!
冬季オリンピックの正式競技種目でも有るスケルトンは、人間が弾丸のようにコースを滑走する姿が特徴的な、未経験者には想像もつかない世界のスポーツ。
極限まで速さを追い求めるスタイリッシュな滑りをアスリートの視点から体験してみました。
\2020年10月以降、YouTubeの仕様変更によりiPhoneでの2眼VR機能の対応は終了しています/
YouTubeでみる耳をつんざく轟音!世界が回る!
動画再生が始まると、早速コースへ身を投じるアスリート。
すぐに急勾配の坂を滑り降り、ソリは速度をぐんぐん上げていきます。
この空気を割るようなザリザリと細かい発破音のような鈍い音と、大きな揺れから伝わる激しい振動が身を震わせ、これだけで絶叫ものが苦手な人は涙ぐむかもしれません。
縦横無尽に角度を変えて滑走するので、その都度思わず体が傾いてしまいました。
急カーブは進路の先を見ることも出来ず、全てが一瞬で過ぎ去っていくのでどんなコースだったかも思い出すのが難しいです。
そして最後はクッションに突っ込みフィニッシュ!
オールシンプルな極限スポーツを体感せよ!
元々は頭を下にして滑走する競技ではなかったスケルトン。
1887年の大会でコーニッシュという選手が頭を下にした態勢で滑走したところ、その速度は世界中を驚愕させ、スケルトンの滑り方そのものを彼のスタイルに変えてしまうという革命を起こしました。
この動画でもわかりますが、鼻先10cm前後に氷床がある状態で車の倍以上の速度で奔リ抜けるのは、恐怖以上に日常を忘れ全てをふっとばしてくれるほど爽快!
視界にあるのは氷と流れていくコースのみ。
ぜひVRゴーグルを装着してうつ伏せに寝転がった状態で視聴していただきたいです。
180度後ろの世界も?腕や足の動きに注目
正面を向いていると自分の視界から外を見ることになりますが、視点を180度真後ろに向けてみましょう。
そこにはアスリートの体があり、スタート時・滑走中・ゴール前で腕足の動きが全く違うことがわかると思います。
スタート時は押し出してもらった足をピンと伸ばし、滑走中は振動に煽られながら一定以上動かないよう保ち、ゴール前は減速するためにコースに引っ掛けています。
アスリート自身の体の大きなブレが振動の大きさも一層伝えてくれて、正面を向いているだけではわからない「滑っている姿」がよくわかり、大迫力の体験ができますよ!