気分がひどく落ち込んだときや、自分自身がもどかしいとき、「鳥のように自由に飛びたい」と思った経験、誰にでもありませんか?
筆者は恥ずかしながら、何度もあります。
もし空を自由に飛べたら、大空から眺めることできっとこのモヤモヤも吹き飛ばしてくれるのではないか。
そんな夢みたいなことできるわけない…と思いきや、このVR動画ではそれができてしまうのです。
ただし今回は鳥ではなくラジコンの飛行機ですが、目線は鳥と大差ありません。むしろスピードがあって気分爽快(笑)
飛行機は『富嶽』と言う名で、タイトルにある”幻”と言うのはどういう意味なのでしょうか。探っていきましょう。
\2020年10月以降、YouTubeの仕様変更によりiPhoneでの2眼VR機能の対応は終了しています/
YouTubeでみる幻の正体とは?それは第二次世界大戦まで遡る。
富嶽と書いて(ふがく)と読むこの機体は、第二次世界大戦で我が国日本軍がアメリカ本土空襲後、ヨーロッパのドイツまでの大型長距離戦略爆撃機を計画したものである。
機体性能もそれだけの長距離を想定したものなので、当時の最新鋭の技術と設備を集結させたものだったのであろう。
しかし、それだけの技術と設備をつぎ込もうとした結果、戦争に間に合わないと言う判断からこの富嶽の開発は中止になった。
この事から、タイトルにある”幻”の説明に納得した。
現代に蘇るこの、幻の富嶽をまるで乗っている気分で味わえるこのVR動画は、当時の日本軍の夢の様な映像だ。
幻だろうとなんだろうと、飛行機で前後左右上下の360度味わえるなんて、とても楽しい体験ですね!
本物の飛行機だと、窓側の席でないと観られない離着陸が、このラジコンだと飛行機目線で楽しめるんですから。
窓辺からの景色とは大違いで、全方向網羅したこの機体は、もう好きな所見放題。まさに死角なし。
序盤で述べた「鳥のよう」も良いですけど、飛行機のスピード感を一度味わってしまうとこのスリルがたまらんっ。
離着陸のリアリティは本当に滑走路そのもので、一瞬緊張が走るところまで本物そっくり。
このVR動画を作ってくれた方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
この幻の富嶽は、きっと飛行機マニアにはたまらない代物なのだろうと思いながら観ると、なんとも得した気分になれます。
実際、実在していない幻の飛行機なので本物を味わうことができない点がとてもレアです。
そんなレアな乗り物を手軽に体感できるなんて、本当にVR動画っていいなと思わせてくれました。
このラジコン自体、「富嶽を飛ばそう会」の方々が何年かかったのかわからないのですが、作り上げた一品物です。
そう思ってこのVR動画を観ると、ただ飛んでいるのではなく人の思いも一緒に乗っているんだなと思い、なんだか胸の奥から込み上げるなにかが。