死ぬかと思った!って体験は誰でも一度は経験するかと思います。
私はオートバイで140km出している時にタイヤがパンク、転倒したとき周りがスローモーションになり、初めて死を意識しました。
でも実際死を体験したことがある人はまずいないでしょう。(いたらコレを読めません)
私たちは身内や知人の葬儀に参列することはできますが、自分の葬儀に出席することはできないのです。
しかし葬儀を体験することができるVR動画があるのをご存知でしょうか?
自分がお葬式の主役になるというのはなんとも嫌な気分ですが、主観視点で楽しむことができるVR動画です。
\2020年10月以降、YouTubeの仕様変更によりiPhoneでの2眼VR機能の対応は終了しています/
YouTubeでみるこれはワンダフルプロモーションが製作した7分41秒の葬儀体験動画です。
お葬式の動画というと通常参列者側の視点から、お坊さんの後ろ姿や遺影を眺めるアングルをイメージします。
このVR動画は棺の中視点で、亡くなった側の気分が360度味わえる一風変わったVR動画なのです。
棺の中にいれられ、蓋を閉じられる。
孤独感のほうが強いと思いきや、人の温もりを感じるので不思議と寂しさはありません。
死ぬのが怖くなくなる!?家族の愛に包まれる心温まるVR動画
構成はふざけたところなく進み、葬儀会社の人や、お坊さんのお経、おくりびとで有名になったエンゼルメイク、死化粧師も登場。
最後のご家族からの献花といったお葬式で弔われる一連の流れをダイジェストでみせてくれます。
360度回転すると家族の顔や、遺影まで確認できる細部までこだわられた演出。
献花をする際、家族が言葉をかけてくれるのが印象深い。
火葬をされて中が熱い熱い!といった過激な演出や遺体と対面するグロシーンはないので安心してください。
どちらかといえば愛や優しさを感じさせてくれる、ハートウォーミングな葬儀動画です。
死化粧をして献花で弔ってもらえる故人の気持ちとは!?
故人体験した感想は、悲しさというより、微笑ましさを感じたところです。
日本で年間における無縁仏の数は3万2千人にもおよぶらしい。
その中で人生の最期、家族に優しい言葉をかけられながら見送られるのは非常に幸せなのではないでしょうか。
死というと、喪失感や冷たいイメージを感じますが、このVR動画は心温まる心地よい浮遊感があります。
まだまだ長生きしたいですが、こんな葬儀体験なら一度は体験してもバチはあたらないでしょう。